自由の怖さ

 

 

今なんかね、戸惑ってる。

 

最近就活が終わって、残単もなくて、バイトそこそこやってお金にもそんな困ってなくて、すぐに会える友達がいて、恋人がいて、家に帰れば家族がいて。何不自由ない十分すぎるほどの人生を送ってる。そうゆう環境にものすごく戸惑ってる。

 

 やらなきゃいけないことも、目標も、話すネタも、ない。いやダイエットしなきゃなんだけど、やったるぞ!っていう気もない。

 

何も足りなくないのに、十分幸せなはずなのに、何かが足りない気がする。

 

子供の頃に戻りたいなあと思うことが増えた。小学校から多分大学一年生までは、やるべきことが決められてた。自分で頑張ることを見つけなくても、課されたことをこなしていけば、普通よりちょっと上を目指して頑張れば、いろんな人から褒められた。そうゆうこなすべき義務があったからこそ、好きなことがより一層楽しかった。これやって何になるんだろう?なんて頭で考えずに、心の赴くままに楽しそうなことをやってみて、楽しいことをただひたすら楽しんでいられた。

 

大学二年生の時、アメリカ留学という夢が叶った。と同時に、それまでに描いていた将来への理想がなくなった。帰国して、将来のためを考えて行動することが一段と増えた。「大人になった」とか「現実的になった」とか、簡単に言えばそんな感じのことだと思う。

 

誰だって小さい時は、大きな夢を見ていたはずだし、面白そうだからとなんでも挑戦してきたはず。でもいつの間にか、こんなはずじゃなかった、とすら思わずにこんなはずじゃなかった人生を送ってる。きっと私もそうなんだろう。

 

でも人生でおそらく一番自由な今を生きる中で、そうゆう現実がゆっくり近づいているのにまだ本当は受け入れられずにいることに、気が着いてしまった。