好きなものを好きと言える人

 

 

幼稚園の時、名前の頭文字に「さ」が付きそうな、自信家でちょっと冷たそうな女の子と同じクラスだっだ。

 

朝の会で、その子は「好きな色は水色です。」と言った。

 

その時クラスのみんなが「おお〜」と意外、珍しいというような声を上げた。いや実際のところは分からないけど、私の記憶の中では確かにみんなそうゆう反応をした。

 

みんなのお気に入りの色は決まってピンクだった。お姉ちゃんは赤が好きと言ってたけど、祖母がよく買ってきてくれるおもちゃの景品だのお菓子だのアクセサリーから、いつも私がピンクの方を選ぶものだから、仕方なく自分を納得させるためにそう言っていたのだろう。とにかく女の子はみんなピンクが好きだった。私も、私の好きな色は何色だろう?と考えるより前に、とにかく絶対にピンクだったのだ。

 

それなのにあの子は、はっきりと水色が好きだと言った。

 

17年経った今も、ときどきあの子を思い出すことがある。

 

今の私には、確固たる自信を持って好きと言える何かができただろうか。

楽しいが分からない

 

 

いつからだろう。熱中できることがない。

 

何もない日の朝は、何をしようか長い時間をかけて考えて、特に終わらせないといけないこともないし、結局映画見ようとか本読もうとかなって。でもそのことすら無駄に感じて、やってる間も早く終わらせなくちゃって焦ってる。焦る理由なんて何もないのに、いつも急いでる。

 

楽しいことってさ、考えたり練ったりしてその後でやっと始めるようなことでもないはずなんだよなあ。でも、ただ楽しいから、ただやりたいからっていう理由でやることがすごく無意義に感じてしまう。それだから結局、なんとなく今日が終わってその日の終わりに、はーなにやってんだろって後悔するんだ。

 

 

就活中はこの先やりたいことってなに?って悩んでた。それも終わって授業もほとんど取り終わって、今はバイトだけの生活。入社までの間にやりたいこと、つまり今楽しいことを、ずっと探してる。

 

「楽しい 分からない」「楽しいこと ない」「趣味 探し方」「好きなこと 見つけ方」とかさ、ググりまくってるんだよ。

 

「素直になればわかるはず」「心に聞いて」「幼少期を思い出して」「とりあえず面白いと思ったもの試してみて」どれも分かる気がするけど、結局分からない。面白そうなことを見つけても行動に移すまでにまた、これやって結局なにになるの?って思うんだ。

 

だるがりなのか、考えすぎなのか、本当はやりたくないのか。

 

そうやって今日も、自由すぎる日々を怖がって、なにもない日にやるべきことを書き出して、悩んで悩んで時間が過ぎるんだと思う。

 

 

はじめまして

こんにちは。

ブログを始めてみようと思いました。ななん、です。

私の話をします。これを始める理由。



考えることが趣味の女子大生です。でもここ一年くらいずっと頭の中がぐるぐるぐるぐるしてて、趣味以上に考え事ばっかしてたんです。答えが出ると思って何かいい解決策に向かって頑張れると思って、考えてはこうしよう!ああしよう!と思うんだけど、気がつけばまた考え事して。ググってみれば優しくアドバイス書いてくれてるサイトやブログがいっぱいで、これは〜ですって病気のサイトまで出てきたりして(笑)

でもそうゆうこと繰り返して、その間にも色んな人と関わってみて色んな事を経験して、思ったんですよね。きっと、答えが出ないような考え事とか悩み事とか、生きている人みんな誰でも持ってるんじゃないの?って。でも悩んだりしながら解決策すら分からないまま、それでも外に出れば普通に笑って生きて。それで時が流れていつのまにか、あの時の悩みなんて心の痛みなんてすっかりどこかにいってるんだと思ったんです。

解決策とかアドバイスなんて、書かれてなくても本当は分かってる。本当は、実は本気で解決しようなんて思ってない。でもただ、こうゆうふうに考え込んでしまった時に、人間だもんこうゆうことあるよねって、誰だってそうやって生きてるんだよねって感じたい。少なくとも私はそうなんですよね。簡単に言えば、共感?かなあ。それちょっとわかる気がするするよ〜って。

これから書いていくことは、自己啓発でもないし的確なアドバイスではないし、日記なのか小説なのか、ブログなのかすら分からないこと(笑) 私の、心の中をただ書いていきます。

 

だからタイトルは

「心中お察ししますか?」

にしました。


私の願いは、これを読んでくれた人と共感することです。外に行けばいつも笑ってる人の心の中を、分かるよって言いたいし、分かるよって言ってほしい、って思います。

 

文もそんなうまくないんだけども、よろしくお願いします。

 

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